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2022年10月03日

地権者

伐採のときしばしば土地の持ち主を探さなければならないことがあります。土地の持ち主(地権者)がそのまま木の持ち主になることがほとんどです。たまに区有林などが特定の森林組合に木の管理権を売っていたりすることがありますが、普通は地権者がその土地の木を持っています。

土地の持ち主は法務局に行って番地を言うと、教えてくれます。今の値段は知らないのですが、むかしは1件350円でした。今は登記情報提供サービスというのがあって、そこのアカウントを作ると、誰でも、ネットで番地を入力すると持ち主が出てきます。こちらの方が一件が350円よりちょっと安いです。個人情報保護を言うようになる前は、役場に行くと、地図にそのまま辺り一帯の地権者の名前を入れてあるやつをくれたのですが、今はそういう地図はない建前になっています。

↑これは「岡山市東区瀬戸町江尻1013-1は赤磐郡瀬戸町が持ち主です」という登記情報です。例えば、民間人が自分の家の番地を法務局で申請書に書けば、自分の名前、住所(もしくは家主の名前、住所)の入ったこの体裁の紙がもらえます。ひいおじいさんが死んだときに名義の書き換えをしてなかった、というようなときは、ひいおじいさんの名前が載ったまま、ということになります。名義の書き換えを放置している原野は結構あります。また、誰でもどこか特定の番地の土地の法律上の持ち主は誰なのか、調べることが出来ます。