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2022年9月13日

先方柱

電柱は所有者が誰かで何種類かに分けられて、①中電柱:中国電力所有の電柱、②先方柱:中電との契約者が自分で立てる電柱、他に③NTTが立てる電柱(普通はNTTが中電柱に間借りして電話回線をひっかけるのですが、たまにNTTが立てた電柱に中電が間借りすることがあります)、などあります。①②は使っている部品が違うので見た目が変わります。先方柱はゴルフ場、工場などでときどき見られます。

「意味が分からんし」という対応をされてしまう制度、規則はしばしばあるものですが、中国電力の配電線の保全の伐採にもそういうものがあって、電柱から各家庭へ引っ張られる電線(引込線といいます)については、伐採費用は出ません。(付帯設備云々で契約義務の範囲内の伐採対象ということになっているのですが、事実上今のところそこまで手が回りません、という対策をされている。)

必要に応じて協力して伐採するのですが、年月が進むにつれ、引込線の周りは荒れ放題になっていきます。

去年から今までサービス扱いだった引込線の伐採でも、場合によっては伐採費用がでるようになったそうで、ときどき元請けから引込線の伐採の準備交渉の依頼があります。上の写真に写っている中電柱と先方柱は引込線がつながっていて、下の写真のように、既にかなり接近樹木が引込線に絡んでいます。中電柱と先方柱の間は引込線扱いになるのです。

これは高圧線なので絶縁仕様の高所作業車が出て、伐採を行います。

7、8年前ですが、長さ60mくらいの引込線が竹藪を通っているので線下を伐採、というのがありました。